-HIROTO RAKUSHO – 裕人礫翔の世界
Master of Gold and Silver Leaf Art

ART FAIR TOKYO 2019 出展

テクノロジーの進化はとどまるところを知らず、隅々まで浸透した仮想的なネットワークが今や社会の根幹をなしています。一方、遥か昔から、自然は人間の叡智が積み上げた秩序を一瞬で奪い去る脅威であると同時に、私たちの原始的な癒しであり、糧であり続けています。

効率や経済性を追求する時代の中で、自然回帰によって生活の改善を目指したり、積極的にスローな生き方を考え直すなど、現代社会に生きる私たちは、自分にあった様々なライフスタイルを実践してきました。しかし今、私たちがより必要としていることは、多種多様な他者の表現に自身の感性を磨き、また対話することで自己を見つめ直すことではないでしょうか。

アートフェア東京2019では、「Art Life」をテーマに掲げます。
アートと対峙する時、鑑賞者は自分の興味や思考を改めて見つめ、なぜそのアートに魅かれるのか、自分自身の思想や生き方を考え直すきっかけになるはずです。価値観が多様化し産業や文化が複雑に交差している現在、アートは人生に影響を与え、未来を指し示す役割を担い得ると考えます。

アートフェア東京2019が、皆様それぞれの出会いと対話の場になり、より豊かな人生を送るきっかけとなることを願います。

Visitor Info

“ご来場案内”

Venue & Tickets

会場

東京国際フォーラムホールE & ロビーギャラリー

東京都千代田区丸の内3-5-1

Google Map

チケット

1DAYパスポート前売券 4,000円/当日券 5,000円(税込)

Opening Dates

開催日時

プレスビュー
3月7日(木)13:00 〜 14:00
プライベートビュー
3月7日(木)14:00 〜 16:00
ベルニサージュ
3月7日(木)16:00 〜 20:00
パブリックビュー
3月8日(金)11:00 〜 20:00
3月9日(土)11:00 〜 20:00
3月10日(日)11:00 〜 17:00
※時間全て予定

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About me

About me

Hiroto Rakusho

1962年、京都・西陣に生まれる。経済産業省認定・伝統工芸士。 父であり京都市伝統産業技術功労者の号を持つ西山治作に師事。箔工芸技術を学ぶ。 父から受け継いだ、伝統的な技法・技術の習得に留まらず、箔工芸で表現出来ることの幅を広げるためや貴重な技術の継承を目指して国外、 国内において積極的な活動を展開する。これまでは、「引き立て」の意匠であった箔を主役とした作品を手がけてきました。 その一環として様々なジャンルのデザイナーやアーティストとの共同制作を行 い、パリ、ニューヨーク、香港、上海、クウェートなどで活躍。 京都国立博物館、名古屋マリオットアソシアホテルなどで、文物の修復やインテリア装飾など幅広い創作活動を展開する。 2002年、独白のブランド「裕人磯翔」を設立。自身の創作活動を本格化。 同時に、文化財保存を目的として進められているデジタルアーカイブ制作事業に参画。箔工芸士の誰もが成し得なかった再現手法を独自の理論と経験をもとに完成させました。 400年に及ぶ歳月の経過を再現できるその手法は、金属箔による装飾が施された古画の複製方法として特許を取得。 貴重な文化財の保護と活用に大きく貢献しています。 2006年には、国宝「風神雷神図屏風」を高精細複製で作製し、京都の建仁寺へ奉納。南禅寺、妙心寺、相国寺、随心院、二条城、名古屋城等に収められた障壁画の複製にも注力。国内だけではなく、シアトル美術館、メトロポリタン美術館等の海外に所蔵される作品の複製プロジェクトにも協力。これら文化複製の質の高さや文化的価値が認められて「京版画」として商標登録されている。現在、裕人陳翔の功績と活躍は、日本の優れた文化や芸術の象徴として世界に 誇るものとなっている。アーティスト裕人礫翔の作品世界は、幅広いコントラストで構成され、陰と陽・静と動、光と闇の世界、そして時には鮮明に、または幽かなもの。西陣織のために完成された箔の美の枠を超えて、新しい表現を生み出し、昇華させてゆく、金と銀の織りなす世界観を織りなす。『京都西陣に生まれついた私にとって、この仕事を選択することは運命づけられていたものだと信じています。私は、金と銀  和紙と墨、洗練された品々と抑制の美の世界に生まれたのです』と裕人礫翔は語ります。「手抜きの無いこだわりの精神と、常に立ち止まることのない姿勢で、箔を極め、箔の魅力を追求していきます。」