-HIROTO RAKUSHO – 裕人礫翔の世界
Master of Gold and Silver Leaf Art

京都・美の継承~文化財デジタルアーカイブ展~

上海万博に出展し国内初公開となる俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」 高精細複製品をはじめとする京都の伝統美を一堂に展示いたします。最先端技術と伝統の技の華麗なる融合、迫力の美をお楽しみください。また、土・日・祝日は特別イベントを開催し、雅やかな琴演奏や舞妓による艶やかな舞、緻密で繊細な金箔の実演など、世界に誇る日本の伝統文化をご覧いただけます。 イベント等の詳細は東海東京証券ホームページをご覧ください。

期間 2011年2月9日(水)~25日(金)
時間 平日 9時~18時
土日祝 11時~16時
場所 東海東京証券 東京営業部1階ギャラリースペース
アクセス

東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント1階
日本橋高島屋より銀座方面へ徒歩2分
※駐車場はございませんのでご来場の際は、公共の交通機関をご利用ください。
主催

京都市、東海東京証券株式会社
協力

建仁寺、妙心寺、神護寺、元離宮二条城、シアトル美術館、メトロポリタン美術館、神戸市立博物館、キヤノン株式会社、NPO法人 京都文化協会
関連リンク http://www.tokaitokyo.co.jp/main/information/event/kyoto201102/kyoto201102.html

About me

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Hiroto Rakusho

1962年、京都・西陣に生まれる。経済産業省認定・伝統工芸士。 父であり京都市伝統産業技術功労者の号を持つ西山治作に師事。箔工芸技術を学ぶ。 父から受け継いだ、伝統的な技法・技術の習得に留まらず、箔工芸で表現出来ることの幅を広げるためや貴重な技術の継承を目指して国外、 国内において積極的な活動を展開する。これまでは、「引き立て」の意匠であった箔を主役とした作品を手がけてきました。 その一環として様々なジャンルのデザイナーやアーティストとの共同制作を行 い、パリ、ニューヨーク、香港、上海、クウェートなどで活躍。 京都国立博物館、名古屋マリオットアソシアホテルなどで、文物の修復やインテリア装飾など幅広い創作活動を展開する。 2002年、独白のブランド「裕人磯翔」を設立。自身の創作活動を本格化。 同時に、文化財保存を目的として進められているデジタルアーカイブ制作事業に参画。箔工芸士の誰もが成し得なかった再現手法を独自の理論と経験をもとに完成させました。 400年に及ぶ歳月の経過を再現できるその手法は、金属箔による装飾が施された古画の複製方法として特許を取得。 貴重な文化財の保護と活用に大きく貢献しています。 2006年には、国宝「風神雷神図屏風」を高精細複製で作製し、京都の建仁寺へ奉納。南禅寺、妙心寺、相国寺、随心院、二条城、名古屋城等に収められた障壁画の複製にも注力。国内だけではなく、シアトル美術館、メトロポリタン美術館等の海外に所蔵される作品の複製プロジェクトにも協力。これら文化複製の質の高さや文化的価値が認められて「京版画」として商標登録されている。現在、裕人陳翔の功績と活躍は、日本の優れた文化や芸術の象徴として世界に 誇るものとなっている。アーティスト裕人礫翔の作品世界は、幅広いコントラストで構成され、陰と陽・静と動、光と闇の世界、そして時には鮮明に、または幽かなもの。西陣織のために完成された箔の美の枠を超えて、新しい表現を生み出し、昇華させてゆく、金と銀の織りなす世界観を織りなす。『京都西陣に生まれついた私にとって、この仕事を選択することは運命づけられていたものだと信じています。私は、金と銀  和紙と墨、洗練された品々と抑制の美の世界に生まれたのです』と裕人礫翔は語ります。「手抜きの無いこだわりの精神と、常に立ち止まることのない姿勢で、箔を極め、箔の魅力を追求していきます。」